第36回日本診療放射線技師学術大会を、2020年10月23日(金)~25日(日)の3日間、宮城県仙台市の仙台国際センターで開催する運びとなりました。大会のメインテーマは「国民と共にチーム医療を推進しよう」、サブテーマは「人と技術をつなぐ令和の未来へ」といたしました。東日本大震災から8年が過ぎ、復旧・復興が進み震災の記憶が風化しつつある一方、沿岸部の人口流出等の課題が山積しているのが現状です。年号が「平成」から「令和」へと変わり、「アナログからデジタルに」「装置機能の多様化」等、我々を取り巻く環境も大きく変化する中、過去の技術を見つめ直して継承し、そこへ新しい技術を融合させていくことを考えて企画させていただきました。

 2020年4月1日から医療法施行規則の一部が改正され、管理者が確保すべき安全管理の体制として「医療放射線に係る安全管理」が追加され、安全管理責任者の配置や指針の策定、職員研修の実施、医療被ばくの線量管理・記録が求められることとなります。これは、2008年に国連科学委員会(UNSCEAR)から出された報告書の中で、我が国のCT等の放射線診断機器数並びに患者1人当たりの放射線診療の検査件数及び被ばく線量が世界各国と比較して高いことが指摘されました。平成29年8月3日には、日本学術会議が「CT検査による医療被ばく低減に関する提言」を公表し、医療被ばく低減に向けた今後の方向性が示された点にあります。今回の学術大会で、これらの改正に対する運用や線量の最適化に関する情報提供が出来ればと考えております。

 今回の学術大会の会場である仙台国際センターは、仙台市営地下鉄東西線を利用すると仙台駅から5分で到着します。仙台空港から仙台空港アクセス線の快速なら17分で仙台駅に着くため、乗り換え時間を含めなければ22分で空港から会場まで到着することが出来ます。また、伊達政宗が築城した青葉城(仙台城)と広瀬川に挟まれ、青葉城からは仙台市が一望でき、非常に風光明媚なところです。会場の前にはフィギュアスケートの発祥地である五色沼や地下鉄国際センター駅には、フィギュアスケート金メダリストの荒川静香選手や羽生結弦選手のモニュメントがあります。仙台で食べ物といえば、牛タンですが、それ以外にも牡蠣やせり鍋、はらこ飯やずんだ餅等、美味しい食べ物がたくさんあり、学会で疲れた頭や体を癒すには最高の環境です。

 実行委員一同、東京オリンピックに負けない「おもてなし」の心を持って、企画や準備等を進めております。ぜひ「第36回日本診療放射線技師学術大会」にご参加いただけますように、心よりお待ちしております。


第36回診療放射線技師学術大会 大会長 立花茂